どうもKEIT++です。
今回、基本情報技術者試験に一発合格いたしました!
結果は午前問題 76.25点・午後問題 63.00点でした。
私が受けた試験は2019年4月21日にあった平成最後の試験でした。
勉強期間は2ヶ月、勉強時間は1日2時間!
この一番新しい情報を皆さんにお届けできればなと思います。
- 特に私と同じ大学生の方
- 勉強したいけどどう勉強すればいいかわからない方
ぜひ参考にしてみて下さい!
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基本情報技術者の試験内容
この試験は午前午後ともにマークシートですが、午後問題は選択問題もあるので、試験の概要を知ることは極めて重要です。
基本情報技術者試験は4月と10月の年2回存在します。
午前の部午後の部ともに60%以上の正答率で合格です。
午前問題
まずは午前の部です。
午前の部の試験時間は150分です。
そして出題数は4択×80問。これらすべてを解きます。
問題の内訳は、
- テクノロジ系 50問
- マネジメント系 10問
- ストラテジ系 20問
この3種です。実質この中から46問正解で60%になるので合格です。
午後問題
午後の部の試験時間も150分。
出題数は13問で、その中から7問を解答します。
表にするとこんな感じです。
問 | 分野 | 選択 | 配点 | |
出題数 | 解答数 | |||
1 | 情報セキュリティ | 1問 | 必須 | 12点 |
2,3,4 | ハードウェア、ソフトウェア | 3問 | 4問選択 | 1問12点 |
データベース | ||||
ネットワーク | ||||
5 | ソフトウェア設計 | 1問 | ||
6 | プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント | 1問 | ||
7 | システム戦略、経営戦略、企業と法務 | 1問 | ||
8 | 擬似言語(アルゴリズム) | 1問 | 必須 | 20点 |
9,10,11,12,13 | 言語(C、COBOL、Java、アセンブラ、表計算) | 5問 | 1問選択 | 20点 |
注意点として上の表は2019年秋までの出題形式で、
2020年春からは以下の形に変更されます。
問 | 分野 | 選択 | 配点 | |
出題数 | 解答数 | |||
1 | 情報セキュリティ | 1問 | 必須 | 20点 |
2,3,4 | ハードウェア、ソフトウェア | 3問 | 2問選択 | 1問15点 |
データベース、ネットワーク | ||||
ソフトウェア設計 | ||||
5 | プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント | 1問 | ||
システム戦略、経営戦略、企業と法務 | ||||
6 | 擬似言語(アルゴリズム) | 1問 | 必須 | 25点 |
7,8,9,10,11 | 言語(C、Java、Python、アセンブラ、表計算) | 5問 | 1問選択 | 25点 |
正直かなり形が変わっている気がします。
一部では、理系大学生が有利になるとの記述も見つけました。
でも勉強する内容は同じはずなので、これも考慮に入れつつ説明していきます。
基本情報技術者試験合格のための勉強時間の目安は?
基本情報技術者に合格するためには、
勉強期間は2ヶ月、勉強時間は1日2時間
で足りると考えました。
内訳としては、
- 午前の部1ヶ月
- 午後の部1ヶ月
あればOKです。しかし!
午後の部にあるプログラミング言語選択の問題は、あらかじめ何か言語を学んでいないと厳しいです。
なのでこれからプログラミング言語を勉強する方は、追加で1ヶ月は欲しいところです。
- 午前1ヶ月と午後1ヶ月の2ヶ月間が目安!
- プログラミング言語を学んでいない人は追加で1ヶ月は必要かも?
基本情報技術者試験を一発で合格するための独学法
まず基本情報技術者の試験は、
- 午前の部
- 午後の部
に分かれています。勉強法も二つに分けて解説します。
午前の部のための1ヶ月
正直午前問題に関しては心配する必要は全く無いと思います。
勉強せずに受かるほど甘くありませんが、勉強すれば午前は受かります。
私の勉強方法は以下の通りです。(数字)は私が実際に使用した期間です。
- 参考書を1週読む (10日間)
- 過去問を解く (20日間)
これだけ?と思われる方。正直これだけです。
最初の10日間は参考書を読む
まずは参考書を読んでいきます。
コツとしては、
- わからなかったら飛ばして読む
- なんとなくを心がける
- 本質まで理解しようとしない
こうしないと参考書を読むのに大きな時間を費やしてしまいます。
その後の過去問を解く作業で知識を紐づけていきます。
私は10日で読み終わりましたが、要領のいい人はもっと早く終わると思います。
残りの20日は過去問を解く
まず過去問を1回分解きます。
その際に間違えた箇所は参考書を使って理解します。
しかし、参考書の範囲外の新問題がたまに出題されることがあります。
その時はしょうがないので、最終手段として過去問に付いている解説を使いましょう。
参考書をサラッと読んだ分、間違えた箇所は参考書を使用して理解していきましょう。
(大事なことなので2回言いました!)
理由としては、参考書を使用すると調べ物をする際にそれに関連した文章まで読む必要が出できます。
一見めんどくさいですが、それによって1問間違えたときに得られる知識量が大きくなるので効率がいいです。
その単語だけを覚えようとしているのでは辞書の英単語を1個1個覚えるようなものなので絶対にやめましょう。
さて過去問ですが、私は過去5年分、計10回分解きました。
あとは答えを覚えてしまうくらいまで過去問を何周もします。
答えを覚えてしまって構いません。
先程ただの暗記は良くないと言いましたが、午前問題は過去問と全く同じ問題がかなり出ます。
おそらく類似問題だけで60%締めてもおかしくないくらい出るので、何度も出る問題は答えを暗記してしまいましょう。
すべてマークシート4択です。
わかっている問題が40問あれば残りの40問のうち4分の1の確率で10問正解できる計算になります。
合わせて50問で60%を超えます。
なので自力で半分解ければあとは高確率で受かると思って気楽に受けましょう!
余裕で午前問題はクリアできます。
午後の部のための1ヶ月
正直午後問題は私も苦戦しました。
実際63点でギリギリでした。
午後問題はとにかく時間との勝負です。
わからなかったら飛ばす勇気が大事になってきます。
問題文を速読して答えを見つける能力をつけましょう。
100点はいりません。60点以上なら全員合格なんです。
午後問題は細かいので1つ1つ分けて解説していきます。
問1 情報セキュリティ
これは必須問題になります。
しかし、この問題は午前問題の知識を長文で難しく見せているだけに過ぎません。
過去問を解いて問題になれましょう。
参考書を使ってセキュリティの知識はしっかりと入れて下さい。
ここの問題は点の取りやすいところです。私もこの問1は満点でした。
問2~問6 4問選択問題
まず選択問題を決めましょう。
問2~問7は、
- ハードウェア、ソフトウェア
- データベース
- ネットワーク
- ソフトウェア設計
- プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント
- システム戦略、経営戦略、企業と法務
この中から4つを選択します。
過去問を解いてみて自分に合ったものを選びましょう。
午後問題は知識というよりは、どれだけ長文を読んで理解できるかが重要になってくるので読んでいて苦でないものを選ぶほうがいいです。
そして、この問題達の一番の難点は毎回問題の内容が違うというところです。
国語の試験を受けるような感じです。
現代文も古典も毎回同じ文章は出ませんよね?
しかし、この問2~問6は問題文の中に答えがある問が非常に多いです。
どの問も少しの知識と読解力で解いていくのが基本です。
過去問を解く際に文章の中にある答えを見つけられるように意識しましょう。
問7 アルゴリズム
この問題はおそらく試験の中で1番難しいです。
しかし1問で20点を占めるので解ければ合格に一気に近づきます。
勉強ではアルゴリズムの流れを意識して解いて下さい。
なれてくると文章とアルゴリズムで大体何をしたいかがわかってきます。
基本は日本語文でアルゴリズムの説明を読み、擬似言語の穴埋めや、実行結果の問題を解いていきます。
擬似言語は少し書き方が特殊ですがルールを覚えれば問題なく読めます。
C言語を簡単に書いたイメージですね。
試験を受けるうえで重要なことは、全部解こうとしないことです。
大まかに理解していれば解ける問題もあれば、細かいところまでわかってないと解けない問題もあります。
時間を無駄にしないためにも、満点は狙わず8割取れたら最高という考えを持って解きましょう。
問8 言語選択問題
最後に言語を選択していきます。
ここも20点という大きな配点を占めるので絶対に無視できません。
選択する言語の過去問をみてどんなアルゴリズムが出やすいのか傾向をみて解けるようにしましょう。
- C
- COBOL (2020年廃止予定)
- Java
- アセンブラ
- 表計算
- Python(2020年から選択可能)
この中に学んでいる言語があればそちらを選択しても問題ないと思います。
しかし言語を学んだことがない人は、勉強時間をかなりプラスしないといけません。
少なくとも1ヶ月はプラスしてこの問のみの勉強をする必要があると思います。
文系の方などは表計算が最もとっつきやすい言語です。
基本情報技術者の参考書&過去問オススメ
おすすめの参考書
過去問
もし古本屋とかに過去問があったら古くても買って大丈夫です。
内容はそんなに変わってないですし、同じ問題は必ず出てきます。
私も3年前の過去問を200円で手に入れて使い切りました。
まとめ
最後に私が感じたことを書きます。
まず基本情報技術者試験の採点は少し甘いです。
午前問題は1問1.25点ですが午後問題は小問ごとに少しずつ点数が違います。
私も100点を問題数で割って自己採点したところ56点でした。
なので全員かはわかりませんが午後問題の点数は少し上がると思っていいと思います。
また、私と同じ大学生の方へ。
基本情報技術者試験の合格者の平均年齢は25.2歳、合格率は22.2%です。
つまり、受かったら自慢できるぐらいの試験ということです。
私も19歳で受かって自分に自身が持てました。
この資格を取っただけで就職が決まるということはないかもしれません。
司法試験や公認会計士試験のような高度試験ではありませんから。
しかし資格というのは勉強した証拠になります。
それは必ず就職のときに役に立ちます。
それにその先の応用情報技術者試験、スペシャリスト試験は確実に就職になってきます。
情報技術者への第一歩としてぜひ受けてみて下さい!
この記事を見たみなさんが受かることを祈っております。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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